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資料:検討会の設置の趣旨・検討項目案について

○鈴木家庭福祉課係長

 それでは、議事に移りたいと思います。まず、座長の選任についてですが、事前に各委員ともご相談の上、柏女委員に座長をお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。 それでは、柏女委員に座長をお願いすることになりましたので、柏女委員には以降の議事運営をお願いしたいと思います。恐れ入りますが、座長席への移動をお願いします。

○柏女座長

 この検討会の座長を務めさせていただくことになりました。先ほど藤井家庭福祉課長の方からありましたように、私を除いては、この日本の中では第一級のメンバーの集まりということだろうと思いますので、それをどのように運営していけるのか甚だ心もとない気がしますけれども、皆さまのご協力をいただいて対応して参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 それでは、早速議事に入っていきたいと思います。先ほど藤井家庭福祉課長あるいは香取総務課長から話があったように、この委員会の名称が「今後目指すべき児童の社会的養護体制に関する構想検討会」ということで、一体何をするのだろうと思っていましたが、大きく二つの点で、私たちにこれをやれというご教示があったと思います。一つは、先ほど香取総務課長から話があった、いわば制度・施策のあり方や専門職のあり方など、システム全体を捉えたマクロな、文字通り構想ということが1点。それからもう1点は、藤井家庭福祉課長が言われた、平成15年の「社会的養護のあり方に関する専門委員会」の報告を踏まえて、3年を経てどういう方向へ持っていけばよいのか。あるいは具体策を検討してほしいという、いわば近未来のことと将来構想の二つを念頭に置かなければならないような感じがして、責任の重さを感じています。

 それでは、まず今日は1回目ということですから、事務局の方から、この検討会の設置の趣旨や検討項目などについて、より詳しくご説明を賜りたいと思います。それではよろしくお願いいたします。

○鈴木家庭福祉課係長

 先に資料の確認をさせていただきたいと思います。上から順番に「議事次第」、それから「配布資料一覧」として、資料1「今後目指すべき児童の社会的養護体制に関する構想検討会」の設置について、資料2「今後目指すべき児童の社会的養護体制に関する構想検討会」検討課題(案)、資料3「今後目指すべき児童の社会的養護体制に関する構想検討会」検討スケジュール(案)、資料4「今後目指すべき児童の社会的養護体制に関する構想検討会」ヒアリング候補(案)、資料5社会保障審議会児童部会「社会的養護のあり方に関する専門委員会」報告書(平成15年10月)を踏まえた施策の措置状況、資料6社会
的養護の概要と実施状況等、それと資料6の最後の方に参考資料として「今後目指すべき児童の社会的養護体制に関する構想検討会」参考資料となっています。

 お手元に資料がない場合はお知らせください。事務局よりお渡しします。なお、参考資料については「各種通知、報告書など」となっていて量的にもかなりのボリュームがありますので、委員の方のみに配布させていただいておりますことをご了承願います。
資料の確認は以上です。

○柏女座長

 それでは、事務局の方から、この検討会の設置の趣旨・検討項目案について、少し詳しくご説明をお願いできればと思います。

○藤井家庭福祉課長

 それでは、資料1、資料2、資料3について説明をさせていただきます。はじめに資料1「今後目指すべき児童の社会的養護体制に関する構想検討会」の設置についてです。ここでは非常に漠としたことしか書いていませんが、設置の目的としては「被虐待児の増加等による、要保護児童の増加と入所児童のニーズの多様化・複雑化を踏まえ、今後目指すべき児童の社会的養護体制について検討するため、本検討会を設置する」ということです。虐待防止や子育て支援の方まで議論は広がっていくとは思います。そういった施策全体の整合性や連携のあり方のようなことも課題としては当然考える必要があるとは思いますが、基本的には本検討会はあくまでも社会的養護の体制を中心にご検討いただければありがたいと思っています。スパンについては、先ほど柏女座長からございましたように、システム全体の将来構想という意味での全体像ということと、それから、
柏女座長は近未来とおっしゃいましたけれども、当面どのような具体的な拡充策が考えられるかといった具体論との双方を視野に入れてご議論いただければありがたいと思う
次第です。

 それから、2番目に「構成等」とあります。「検討会の構成員は別紙のとおりとする」ということで、次のページに委員名簿を付けています。それから「検討会に座長を置く」「検討会の庶務は、厚生労働省雇用均等・児童家庭局家庭福祉課において処理する」。
 「主な検討課題」は、そこにある通りですが、こちらは資料2の方でご説明したいと思います。

 その資料2をいったん飛ばして、先に資料3の検討スケジュール(案)をご覧いただければと思います。これはあくまでも予定ですので、当然のことですが議論の進み具合によって、そのつど座長なり委員の皆さま方と相談をさせていただきたいと思います。 とりあえず私どもの現時点での心積もりとしては、本日は1回目でございますので、事務局の提出資料の説明をさせていただいて、フリートーキング。あるいは、本日は委員にそれぞれペーパーをご用意いただいていますので、そちらの方で委員のご意見をお話しいただくということになると思っています。

 第2回は2月9日、来週の金曜日にすでに日程をセットさせていただいております。「論点整理」と書いていますが、後ほどご説明申し上げます資料2の検討課題(案)は、とりあえず事務局で整理してみたものですけれども、これに加除訂正をいただいて固めていただくというようなことが、まず一つ必要かと思っています。その上で、そこに「基本的方向」と書いていますが、総論としての基本的方向のようなことをご議論いただくところから始めていただきたいと思っています。

 それから、3回目、4回目、5回目と、3回ほどヒアリングという形で関係団体や関係者においでいただきまして、お話をお伺いし、討論するような機会があればいいと思っています。対象者につきましては、本日最後のところでご相談をさせていただければと思います。そういったヒアリング等も踏まえて4月、5月とご議論をいただくことにしたいと思っていますが、先ほどの政府レベルの戦略会議のスケジュールもあります。あちらが6月に中間的な取りまとめをると聞いていますので、とりあえず5月ごろを目途に、基本的方向等につきまして、何がしかの中間的なまとめをいただければありがた
いと思います。少し忙しいというか、十分な時間がないとご批判があるかもしれませんが、とりあえずその辺りをめどにお願いできればありがたいと思っています。その後、夏から最終取りまとめに向けた議論を続けていただき、10月ころ、秋に何がしかの最終取りまとめをいただければありがたいと、このようなスケジュールです。最初に申し上げましたように、あくまで今の事務局としての心積もりですので、そのつど議論の進み具合も見まして、相談をさせていただければと思います。

 それでは資料2に戻りまして、この検討会の検討課題(案)ということで、これもとりあえず、事務局の方でいわば勝手に、私どもの頭の中にあるものを並べております。ざっとご説明をさせていただきます。

 まず1番、これは総論として「今後の社会的養護の基本的方向」ということで、わが国の社会としての「社会的養護の必要性」。「社会的養護の目指すもの」、どういうところを目指していくのか。「社会的養護体制拡充の方向」、拡充の方向として、これまでも例
えば家庭的養護の拡充、あるいは施設の小規模化、そういったコンセプトが打ち出されてきておりますけれども、そういったものを含めて、ここで改めて整理をしていただければと思っております。

 それから二つ目に「要保護児童の増加に対応した社会的養護体制の拡充方策」とあります。いわば量的な側面での整備につきまして項目だてをしています。まずは「要保護児童の将来予測」とありますが、そもそもそういったことが可能なのか、可能だとすればどのようにしていけばいいのかということです。それから「将来予測を踏まえた社会的養護体制の整備のあり方」とあります。どのような手法で整備を進めているのか。仮にニーズが増えていくとしたときに、どのようなタイプの養護といいますか、里親なのか、あるいは施設でもどんな施設なのか、そういったことをご検討・ご議論いただければありがたいと思います。

 それから3番目です。これは虐待等による「養護ニーズの多様化・高度化を踏まえた、社会的養護の質の向上に向けた具体的施策」ということです。幾つか具体的な項目、事務局の方で思いつくものを掲げています。まず「(1)家庭的養護の拡充」でして、これも細目を幾つか書いていますが、例えば「里親制度の拡充方策」。里親制度につきましては、ご案内のように子ども・子育て応援プランの中で、平成21年度に要保護児童全体の15%という結構チャレンジングな目標を掲げていますが、これをどうやって達成していくのかという少し短いスパンの議論も含めまして、今後どのように拡充をしていけばいいのかご議論をいただければと思います。「・普及、啓発の具体策」ですとか、あるいは手当ても含めてかもしれませんが、「・里親支援の具体策」等々につきまして、ご意見いただければありがたいと思います。

 それから「グループホームのあり方」と書いています。グループホームという言い方がいいのかどうかということも、もしかしたら議論の対象かもしれませんが、ここでは普段一般的に使われているような言葉を用いています。特に里親がやっている里親ファミリーホームなるものの制度化ですとか、あるいは支援の拡充の要望を以前からいただいたりしているところです。そういったものも含めて、子どもの社会的養護の世界の中でこういったグループホームといいますか、小規模なケア形態といったようなものが、どのような法的な位置付けにすればいいのか、あるいはどのような支援が可能なのかといったようなことを、ご議論・ご意見いただければありがたいと思う次第です。

 それから次は「家庭的養護の拡充」の中にも入れていますが、「施設におけるケア形態の小規模化の推進方策 等」としています。これまでも私どもも措置費の加算の方で、地域小規模施設ですとか、あるいは小規模グループケアを進めてきましたが、そういっ
た方向にどんな課題があって、どうすればそれをクリアして拡大していけるのか。あるいはもっと別の方向転換が必要なのか、そういったことをご議論いただければありがたいと思います。

 それから、「(2)家庭支援の拡充・強化」です。家庭の支援、あるいは親指導の重要性といったものが、しばしば指摘されるわけですけれども、どのようなあり方が必要なのか。あるいは施設の中でそれを担う役割を、少なくとも現時点では与えられている家庭支援専門相談員、ファミリーソーシャルワーカーのあり方。あるいは施設退所後のアフターケアのあり方、こういったところをご議論いただければありがたいと思います。

 それから三つ目、「社会的養護に関する地域ネットワークの構築」としています。「地域における児相、施設、児童家庭支援センター等の役割分担」、「地域における各主体の連携のあり方」とありますが、当然都道府県そのもの、あるいは市町村も含めて、個々
の子どもを見たとき、継続的あるいは包括的なマネージメントをして、どの主体がどんな支援をすればいいのか、そういった役割分担の議論、各主体の連携の議論をお願いできればと思います。「学校等関連分野との連携のあり方」なども議論の対象になってくる
のかと思っています。

 ページをめくっていただきまして、「(4)施設機能の拡充」とあります。先ほどの小規模化そのものも当然こちらの方にも入ってくる議論かと思いますけれども、そこに書いていますのは、まず虐待等で心理的な治療を要する子どもが増えているのではないかという現状がありますので、「治療機能等専門的な支援機能のあり方」といったようなことが、一つ大きな課題と思っています。また「小規模化されたケア形態」、先ほどグループホームとありましたし、また施設そのものの地域小規模施設等、あるいは里親、こういった小規模化された形態に対する支援につきまして、どういった主体がどんな支援をしていけばいいのか、そのあたりのあり方。それから「在宅支援機能等地域の拠点としての機能のあり方」というものも掲げています。「施設におけるパーマネンシーケアのあり方 等」と書いていますが、乳児院と養護施設の年齢要件を柔軟に、前回の児童福祉法改正のときにやりましたが、そういったことがうまくいっているのか、あるいはもっと他の切り口があるのか等々、ご議論いただければと思います。

 「(5)人材の確保と資質の向上」です。「施設職員の確保方策」、「専門性の確保方策等」と記しています。(4)までのところで、制度的にはさまざまな方策があるにせよ、そこにはまっていく人材の確保、あるいは専門性の確保ができていませんと、まさに絵に描い
た餅にしかなりませんので、この辺りもぜひともご意見をいただければありがたいと思います。

 「(6)科学的根拠に基づくケアモデルの構築について」とあります。「ケアモデル構築のための研究体制 等」、どんな体制で、どんなやり方で研究等を行っていけばよいのか。ケアモデルそのもののあり方は、ここで検討していますと、とても時間が足りませんの
で、むしろどんな体制でやっていけばいいのかご議論いただければと思います。

 「(7)自立支援」とあります。「自立援助ホームの拡充等年長の子どもの自立支援のあり方 等」です。自立援助ホームにつきまして、子ども・子育て応援プランで目標値が定められています。その拡充のあり方とか、あるいは委員のペーパーにもありましたが、
18歳以上の対象者をどうするかとか、そういった議論もあろうかと思います。それから8番目は「その他」です。

 大きな4番目「児童の権利擁護の強化に向けた具体的施策」です。「第三者評価のあり方 等」とありますけれども、近年、残念ながら性的虐待も含めて施設内虐待が絶えない中で、そこを何とかするために、どういった具体的な施策が考えられるかというところを特にご議論いただければありがたいと思います。以上です。

○柏女座長

 はい、ありがとうございます。それでは続きまして参考資料について、事務局からご説明をいただけますか。

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