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資料:闘う施設職員がリング上で訴える児童養護施設の現状とは?

 
 児童養護施設職員という肩書きを持ちながら『K-1 PREMIUM Dynamite!!』に出場するほどの格闘家として活躍する勝村周一郎氏。試合直前だったにもかかわらず、約5年間の施設勤務で実感した施設の現状について、熱く語ってくれた。

 「とにかく人員が足りなくて、世間の認知度が低い!大学で福祉の勉強をした自分ですから、勤務するようになるまで知らなかったことばかり。普通に生活している人なら施設のことなんて、もっと知らないよな、と思いました。でも、ちょっとでも興味を持ってもらえれば、身近な存在だとわかってもらえるはずなんですよ」

 児童養護施設の予算が少ない理由とは?

 ”日本一有名な施設職員”と自負する勝村氏。彼がリングに上がるすたがには、1人でも多くの人に施設の現状を知ってもらいたいという強い願いが込められている。

 「いまだに『施設の子と遊んじゃダメ!』なんて言ってくる親もいるんです。施設に入所しているは、児童に理由があるわけではないこともわかってもらえてないんだと思うし、『もっと知ってくれよ!』と思うわけです。そして行政には『もっとカネをくれ!』と(笑)。老人福祉や障害者福祉とは比べ物にならないくらい経費も人員も足りない。児童福祉はお偉いさんにとって票に繋がらないですからね。子供は選挙権ないし、その親も選挙どころではない事情を抱えていたりしますし」

 朝6時にから深夜0時まで施設で働き、ヒマをみつけて練習し、施設の現状を訴えるためリングに上がり続ける勝村氏。しかし、そんな彼の姿を快く思わない施設関係者もいるという。

 「閉鎖的な体質が施設には蔓延していますので・・・。職員同士で話をしていると『現状の中でベターを目指すしかない!』というような諦めに似た空気を感じる事があります。でも、僕は『それじゃあもったいねえよ!』という言うわけです。僕がアピールすることで、子育てを見直してくれる親や『自分も働いてみようかな?』と考える人が増えるかもしれない。世間に施設の存在を知ってもらうことこそ、自分の使命だと思っています」

 そして取材後、試合直前だったため、語り尽くせなかったという勝村氏から一通のメールが届いた。
 
「僕が世間にアピールするのは、少しでも子供の”笑顔”を見たいから。ただそれだけなんです」

 闘う施設職員は、子供たちのため、今日もリングに上がり続ける。









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